自家消費型太陽光発電self-consumption
- 「 自家消費型太陽光発電 」とは?
- 自家消費型太陽光発電とは、太陽光発電で創った電力を売電ではなく自家消費に回すことを指します。
つまり発電した電力を自分の家や社内の電力として消費することです。
- なぜ今「 自家消費型太陽光発電 」なの?
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- 理由1:国策として再エネの普及と地域分散型電源活用促進が進められているから
- 理由2:省エネ、環境経営、BCPとして企業の再エネへの関心が高まっているから
自家消費型太陽光発電にするメリット4つ
固定価格買取制度(FIT)は、もともと太陽光発電などの再生可能エネルギーの普及を目的としたもので、現在はその役割を果たしつつあることや、設置費用が低下していることなどから、売電単価は年々値下がりしています。逆に電気料金は高騰しているので、 エリアによっては売電単価よりも電気料金のほうが高い場合があります。
「電気料金>売電単価」の場合、売電を行うよりも自家消費して購入する単価の高い電力を削減したほうが経済メリットが高いことになります。
また、 蓄電池を導入し自家消費をおこなうことで、ピークシフトやピークカットにより、電気料金を大幅に削減することができます。
CO2排出量を削減するという環境価値を生み出すだけでなく、企業としての社会的責任を果たし、RE100やSDGsへ貢献することができます。
その取り組みを対外的に伝えることで企業全体のイメージ向上や、同目標を掲げる取引先からの要求によって再エネ導入を検討するケースも増えています。
「Jークレジット」「グリーン電力証書」などの環境価値取引を行えば収益化も可能です。
- 地域の防災・減災と低炭素化を同時実現する自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業
避難施設等に定められた施設への災害時にも活用可能な再エネ設備の導入を補助:民間補助率最大2/3 - エコリース促進事業
一定基準を満たす、再エネ設備などをリースで導入した際に補助:リース料の総額2-5%
- 中小企業経営強化税制
生産性を高める設備投資を支援し、稼ぐ力を向上させる取り組みを支援:即時償却又は10%の税額控除 - 中小企業投資促進税制
生産性を高める設備投資を支援:取得価額の30%の特別償却または7%の税額控除
自家消費型太陽光発電 の導入は「再エネ導入による環境への取り組み」「災害対策における地域への貢献」この2つの観点から、企業イメージを高めてくれます。
BCPとは「Business Continuity Plan」の略で、地震のような自然災害の発生時や、インフルエンザのような感染症が流行した場合に事業を継続するための行動指針です。
頻発する大型台風や地震によって企業の停電対策への意識が向上しており、突然停電が起こっても最低限の事業が継続できるよう対策を考える企業が増えています。
DCPとは「District Continuity Plan」の略で、災害時の企業の継続だけでなく、被災時の地域における対策への取り組みを行うことを指します。
例えば、災害発生時に太陽光発電から電力供給される工場に地域住民を受け入れて電力を提供することで災害の被害に遭った人々を支援できます。